稲盛和夫の言う謙虚とは

森下篤史

自分でやった事が成功したとする。
世の役に立てる、自分の得にしたいだけではない。
ここまで考えられるようになればよしと思っていた。
やり遂げたのは自分、自分の功績であると思っていたが、
稲盛和夫はいう、そのやり方をすれば誰でも成功は収められたはず。
あなたの体を借りて誰かが、同じことをすれば、森下篤史ではない誰かが、成功したことになる。
天の#使命を与えられたこの体の持ち主に成功させたと考えられないか。
あなたの成功は、あなたの体を借りて、天命で成功させたのである。
自分の才能は天からの借り物である、よって己の欲得を第一とせず、公のために使うことを第一とせよ。
この精神を「謙虚」という。
人の評価を期待しなくとも、密かな自己満足であっても、成功を喜んでいるうちはまだまだ。
天命で、自分がその役目を与えられたことに感謝をしなくてはならない。

日常生活の中で、自分が気配りして誰かの役に立ったとする。
その人が お礼もなければ、感謝のかけらもない、やってもらって当たり前の態度を見ると、
なんだこの野郎人の世話になるだけなっておいてと思ってしまう。
そんな瑣末な事であっても、その人に感謝を期待するのではなく、天の使命を与えられた俺は、その人の役に立てた事に、自分が感謝しろって事だ!
道は遠い!

そこまで、己を捨てるのか!
まだまだ、自分は発展途上!