ビジネス上の目標
テンポスだけでなく、あさくまを上場をさせて、テンポスの上場はまぐれではなかったと世間に知らしめようとしていた。
二つ上場させれば、大したもんだと言ってもらえると、それを頼りにやっていた。
ところが先日、丸井のクレジット創業者の、青井忠雄の話を聞いた。
当時、月賦屋は、貧乏人相手の商売だから、踏み倒されるのは当たり前。
そのせいで、金利は高い、商品は劣悪。
売り手と買い手の暗黙の了解で成り立っていた。
青井忠雄は、金利を下げて、商品の品質を上げることで、まともな客が増えるだろうと予想した。
5万円のアメリカ製洗濯機(もしかして冷蔵庫)を売ろうとした。
三越で月に1台しか売れない時代。
仕入先から馬鹿にされて、あんた月賦屋でしょう、売れるわけないと相手にされない。
是非扱わせてくれと日参するも良い返事をもらえない。
支払いを現金にして、店頭に並べてみた。
月に5~6台売れた。
忠雄のねらい通りであった。
新しい顧客を獲得したといえる。
みすぼらしい本店を、年商の半分もかけて作り直した。せがれの提案もあって、月賦屋をクレジットの丸井に変えた。
大博打であったが、店は大繁盛。次々と出店して、「丸井のカード」「丸井は駅のそば」
は若者の消費行動を変えた。
実は、俺はあさくまだけでなく、もう一つは上場させようと思っている。
3つ上場させれば、文句はなかろうと。
去年の年末、青井忠雄の丸井をテレビで見た。
うーむ
俺は記録を残すことはできるだろう。
ただし、それは自己満足。レベルの低い自己満足。
時代を変革したり、新しい客を作り上げたわけではない。
日本の役に立ったわけではない。
目標を追加
あさくまを通じて、食の場における顧客満足ってなんだろう。
美味いものを食ってもらうなんて当たり前。
体験型、参加型レストラン→これは現在追及中
日本の高度なサービスを提供して、日本の精神を世界に伝えよう。
レストランを海外に多数出店して、その店で日本のサービスとはこう言うものだってことを伝えよう。
大量生産の技術で、トヨタ、ソニーが、世界に日本を伝えた。
サービスを提供してあさくまが世界に、日本の精神を伝えよう。
物作りだけでなく、サービスの仕事を通じて日本人の素晴らしさを、再認識させる。
目標としては、3つ上場だけよりは、少し良くなった。