アイエンガー教授
恋愛結婚と見合い結婚では、どちらが幸福か。
シーナ アイエンガー教授の選択の科学によると、
インドでは今でも80~90%の人が親の決めた相手と結婚している。戦前の日本である。
娘の幸福を親の立場で考えて(家のためと言うことはあり得る)相手を選ぶ。
男親は嫁を取るために、多大な結納金を払う。
受け取る親は、高く売れるところに(売る)嫁にやる。
こんな状態で嫁に行く娘の幸福度は、結婚前38%である。
アメリカに於いて恋愛結婚する人の幸福度は85%である。
結婚後1~2年後の幸福度はインドの見合い結婚は、65%である。
アメリカの恋愛結婚では、25%になってしまう。
幸せになりたくて結婚しても25%しか幸せを感ずることができなかったら、インドの見合いの方が良いと思うか。
スーパーの売り場で6種類のジャムを陳列して、試食をさせると40%の人が試食をする。
24種類のジャムを陳列すると、60%の人が試食をする。
6種類のジャムを陳列されて、試食をした人の30%が購入した。来店客の12%が購入したことになる。
24種類のジャムをみながら試食をした人は60%いたが、そのうちの何%が購入したか。
僅か2%、つまり来店客の0.12%の客が購入した。
24種類のジャムを陳列すると6種類のジャムを陳列場合の1/100しか売れない。
死刑以外では、二番目に本人にとって辛い刑罰の、自由を奪われるのいう懲役刑がある。
殺される辛さの次が自由を奪われることである。
人間にとって、命の次に大切なものが自由である。
その自由奪われると言うことは、如何に苦痛であるか。
朝起きてから寝るまでに我々は、幾つの選択をしてきたか。
起きる時間を選択する。5時でもよし5時30分でもよし。
先ずトイレに行くか、一杯水を飲むか。どちらを選択したか。
妻に「お早う」と言うか、黙って起きるか。どちらでも選択出来る。
凡そ1000以上の選択を毎日している。
家族と良い関係を築く選択をしているか、健康になるための選択をしているか、
未来を作る為の選択したか、能力開発の選択したか。周りの人と良い関係を作る選択をしているか。
何も考えずに昨日と同じ行動をしているということは、選択しないのと同じことになり、自ら懲役刑を課していることになるが、本人は気がついていない。
こうやって毎日の積み重ねで、努力とか、挑戦するような大げさなものでなくても、
より良い未来につながる選択を続けることで、まるで違った人生になる。
如何にもったいない日常を過ごしているか。考える良いチャンスではないか。