88才 横断困難な踏切、渡り切れず、死亡。行政の怠慢と責めるのは簡単。

【社会】

鶴見の踏切88歳死亡 高齢者 横断困難な40メートル

2013年8月25日 朝刊

横浜市鶴見区生麦三のJR京浜東北線の生見尾(うみお)踏切で二十三日、つえをついて横断していた近くの斎藤庄一さん(88)が、電車にはねられた死亡事故。全国の踏切事故の遺族らでつくる「紡(つむ)ぎの会」代表の加山圭子さん(58)=同市神奈川区=は二十四日、現場を視察し、「この踏切は距離が長く、年寄りが渡るのは大変。早くバリアフリーにすべきだ」と訴えた。 (志村彰太、秦淳哉)
加山さんは二〇〇五年、東武伊勢崎線竹ノ塚駅(東京都足立区)の踏切事故で、実母の高橋俊枝(としえ)さん=当時(75)=を亡くした。当時、竹ノ塚駅は手動で遮断機を動かしていた。渡る長さは約三十メートル。踏切保安係が電車の接近に気づかず、遮断機を上げたことが事故の原因とされた。
この事故を受け、加山さんは国土交通省に踏切の安全対策強化を求める活動を続けている。今回の事故現場について加山さんは「自宅が近いからよく見ていた。渡るのが大変だと思っていた」と話す。
今回の踏切は長さ約四十メートル。途中に待避スペースがあり、非常停止ボタンと自動で異常を感知するセンサーが設置されている。しかし非常停止ボタンは居合わせた通行者らが押すしかなく、センサーも作動しなかった。斎藤さんは待避スペースまでの二十二メートルを渡り切れず事故に遭った。
JR東日本の担当者は「センサーは取り残された車両を感知するもので、人間の大きさでは作動しない」と説明する。センサーの仕様は国土交通省令で定められているという。
また、現場近くには歩道橋も設置してあったが、バリアフリー対策はされておらず、長い階段を上らなければならない。加山さんは「線路を地下化するか、歩道橋にエレベーターをつけて、お年寄りでも渡りやすくすべきだ」と主張する。
JR東日本は今のところ、線路の高架化や地下化、エレベーターの設置は計画していないとしている。
◆財政難 進まぬ対策 踏切事故 半数が60歳以上
国土交通省のまとめによると、踏切事故は高齢者が関係するものが多く、二〇一〇~一二年度に発生した九百二件のうち、四百四十八件(49・7%)を六十歳以上が占めていた。二〇〇五年の東武伊勢崎線竹ノ塚駅踏切事故では、都心部の「開かずの踏切」が問題となったが、対策は不十分なままだ。
一二年度の踏切事故は二百九十五件で前年度比10・9%減、死者数は百二十一人で1・7%増だった。体の不自由な人が死傷した事故も二件あった。

FBでこの記事を見た。コメントはすべてが行政の怠慢を責め、公務員の体質に意見が及んでいた。

行政は犠牲者が出ないと思い腰をあげない
行政は石頭
行政の危機管理がお粗末
お役所の評価制度を変えるべき
弱者に冷たい行政

88才が40メートルの踏切を渡れば、そのうちに事故になるのは当たり前。
では、大雪になると必ず全国で4~5人の老人が転んで死ぬ。
行政はその対策で何をすればいいのだろう。
大雪を降らさないようにするか、大雪の日は出歩かないように、老人を収容するか。
そもそも大雪に出歩いて転んで死ぬ人を、何とかしようと言うのが無理ではないのか。
流れの強い川を渡ろうとして、流されて死んだら、橋がないからだってことか。
弱者に冷たいってか。
河原でキャンプ、増水で流された。行政に何とかしてもらいたいのか。
突然雨が降るか、地震じゃあるまい、雨は予想されてるだろうよ。
国に甘えるのもいい加減にしないと、行政を責めると反論がないので言いたい放題。いかにも正論
自己責任!と言えない日本になっている。
88才の老人が40メートルの踏切を渡るのは、流れの強い川を渡るのとおんなじだと、言いにくい日本は何かへんだと思わないか。

高齢者医療も、甘ったれ集団が弱者を切り捨てるのか!などとおどかすものだから、医療費は増え増えて30兆円を超えている。
医療無料化もイイだろう、踏み切りを地下に埋め込むのもイイだろう。
行政に要求したツケは、税金アップ、増税せざるを得ない。
まさか、消費税増税反対などと言わないだろうな。
国にあれしてくれこれしてくれ、と言いながら増税反対か。
簡単に弱者を切り捨てるのか、増税が嫌ならそうだそうだと言わないことだ。
弱者などど言う言葉を使う人の多くは、金は何処かから湧いてくるものとでも思っているのか。
国の借金1000兆円を、8000万人の生産年齢で割ると、1人1250万の借金をしている。
国に甘えるのもいい加減にしろ。