いつから 弱いものが偉いと言い張れる時代になったんだ。

弱者救済
この方50年で作り上げて来た、ヘナチョコ日本人。
学校では徒競走で、遅い人同士で走らせて、一等になるチャンスを遅い人にも与える。
競争に負けて悔しいをばねにする機会を奪い、悔しく思わせないのが日本の教育。
怪我をするから騎馬戦をやらない、ましてや棒倒しなど、やるべくもない。
娘も息子も合わせて5人の孫の育て方をみていると、
汚い物を食べさせない。危険なことさせない。
チビを除けば6才二人と4才二人、の4人いる。
俺は、娘が孫を連れてくると、家の孫と合わせて4 人連れて多摩川で、水遊びをさせて居る。少しづつ、危険なことをやらせている。
チャンバラは、危ないので親のいないところでやらせている。間もなく一人位顔か手に怪我をすると思う。
暖かくなったら、一人位、川の深みにはまると思う。
食べて居る物でも落とした物は食わせているがまもなく、落ちて居る物も食うようになると思う。
そのうち一人位は死ぬだろうが、その為に5人いる。今は員数外のチビが居るのでこいつが歩くようになればヤッパリ4人で帳尻は合う。
今年は、俺一人でこいつらを連れて、キャンプをする。生煮えのカレーで下痢をさせてみようと思う。
社員をみていても、弱い奴に手助けしたり、慰めたり、本当に優しい日本人です。
助け合ってうつくしいです。
30才の男が、山羊が川にはまった時のような顔をして、イッパイイッパイです。と言い出した。
42才の内装事業部では一番の成績をあげている男。お客の嫌がる事が言えない。すんなり行っている時は客受けも良く売り上げが上がる。
処が、客との交渉で、「特急で20日で内装を仕上げてくれ。」と言われた時「25日下さい」をハッキリ言えない。
ここはハッキリ伝えないと誤解するかもしれないという時に、そのまま25日で仕上げてもめる。
そのくせ、「言いましたよ!」と開き直る。
納期が遅れるかもしれないと判った時点で直ぐに、施主に伝えないでおいて土壇場で遅れるなどといいだす。
実績をあげるがそこの処を治さないと、大工事を受けた時に、損害を大きくする恐れがあり、しょっ中指導していた矢先、グループ間の仕事で納期遅れを出してしまった。
メールがあった。
「正直、毎日が不安で、怖くて堪りません。案件が増えに増えて、
一つ一つの案件に携わる時間が減っていく度に不安で仕方ないんです。
社長に毎日読めと言われて書いたメモを読んでいるせいか、コッコちゃんの件以外は
納期遅れも、取りっぱぐれも、一件もありませんでした。
それでもふっと気が抜けると名瀬の件の様になってしまう。身内に甘える。甘えた結果が
身内以外の人に迷惑を掛けてしまう。名瀬の件は私が一番しっかりしなくてはいけないのに。
S10の皆に役に立つ以上に、これ以上皆に迷惑を掛けたく無いんです。どうすればいいんでしょうか。」
40才を過ぎたベテランのメールだ。
俺の返事は「汽車に飛び込め!」
他の事業部の責任者も似たり寄ったり
朝7時から出社して甘い自分を叩き直そうと取り組んでいる矢先。
本人も最後のチャンスと張り切って取り組んでいた。
燃えて部下に指示をしていた。
毎日8時から勉強会をやっていた。夜も社員が帰るのを見届けてから帰った。
それの責任者が泣きそうな顔をして46才が訴えてくる「目一杯です。」
「挑戦」すると言う事は、「目一杯」をやる事で「挑戦」無くして成長はあり得ない。
「目一杯」を続けようとスタートしたはずなのに、
そのつもりで取り組んで来たのであろうが、「目一杯です。」と訴えてくる。
学校でも親でも「無理をさせてない」危ない事はやらせない。泣けば直ぐ訳を聞く、兄弟喧嘩の仲裁にはいる。
平和、安穏、諍いをしないのが理想。

店長は社員の嫌がることをやらせられない。
教育 トレーニングは、本人が無理ですという位やらせなくては、成長しない。
嫌がることをやらせるのは「罪悪」。
優しい店長と助け合う社員とで和気あいあいと、赤字の店になり、閉店して転職してしまう。それはイイらしい。嫌がるトレーニングをして、黒字にして店を続ける事はしない。
出来る事を続けられる程世の中甘くない。競争社会でトレーニングもしない仕事が続けられる訳がない。
潰れるまではこのままやりたい。トレーニングは嫌!
其れで仕事がなくなって、職探しで苦労すると「弱者救済」こんなに苦労して居る庶民の事を知らないと、のたまう。
かって、フジテレビのディレクターに聞いた。
商工ファンドで、取り立てが「金を返せないなら、腎臓を売れ」とか放映されたことがある。
借金取りの凄まじさを取材した。
ところが、ほとんどの金を借りてる人は、生活がだらしなかったり、面談していてもまともな社会人をやめたような人ばかりで、あんな人達に金を貸したんでは、怒鳴りたくもなりますよ。
放送の狙いは、借金苦の善人というテーマなので、面談した人達は全て善人という視点で撮影する。
その時期、金を借りてる人達は約束を破った嘘つきだと、放送しても「弱者救済」の日本ではみてくれないと思う。
中小企業は弱いから助けるのは当たり前のような主張をする。
大企業は悪者で、中小企業は善人。
今の日本のマスコミの視点は、弱い者は善人、助けてと言ったら無条件で助けるべし。
弱い者を助けるのは当たり前!
弱い立場の中小企業でも、頑張っている会社は、やたら助けてとは言わない。
国中で泣き言の大合唱。親や上司、会社、マスコミ、みんなして、「おう、よしよし、何を泣く、辛いか、どこが痛いんだい。赤チン付けてあげるよ」
ほっとけ!