安売りと安値に挑戦の違い!

失敗を糧にする
飲食店専門の内装屋「ハマケン」を買収して、4年間、俺の持ってる経験と、テンポスのバックアップでは、支えにならず去年、破産してしまった。
残党3人で、テンポス100%の、内装屋を立ち上げた。
呼びかけても、元社員は、3にん以外誰も来ない。テンポスも、嫌われたもんだ。
1年経って、売り上げ3億 利益額1500万 一人増やし、4人にした。
元「ハマケン」を採用しようと、提案しても「ハマケン」くずれはやめた方がよいとのことで、
別の会社から来た人を、採用した。
ハマケン時代の失敗
赤字受注が、時々あり、その元凶が、社長であった。いくら注意しても赤字受注を続けるもんだから、弟である専務が怒って、社長を降格させて、自分が社長になった。
とはいうものの、赤字受注体質が、抜け切れなく、社員も、時々赤字を出した。
赤字で受注するわけでは無い。
粗利の予想が甘く、結果として、赤字になってしまう。
反省会をやり、こうしようと決めても、徹底しないから、同じ事を決める会議を、毎月繰り返していた。
罰金制度にしても、効果なく、何回か罰金を払った社員は、やめて行ってしまった。
残った社員が、まだやり続ける。採用した社員はそれを見ていて、批判的で、やり方の問題点を、厳しく指摘してくれる。
半年後、彼らも、赤字受注をするようになる。
然も、着手金 50%貰うようになっている。社長の報告を聞くと、規則通り50%貰っているとのこと。
実際は、50%貰っていたのは、半分も無く、社長は、回収に対する意識が低かっただけで、報告を信用していると、問題点は、分からずじまいになってしまうところだった。
開拓受注の体制が全くないので、紹介のみが、仕事を増やす、受け身の会社であり、
依頼が無い日は、社員の中には、可能性の低い、茨城の照会に、喜んですっ飛んで行き、一日を潰しているような、営業活動が、実態であった。
二回/週 ハマケンにいき、会議と、営業トレーニングを続けたが、効果は無かった。

今年に入って、飲食店の、上位300社に、私が直接訪問して、内装から、不動産物件の話をして回った。
大手から、内装の問い合わせが、飛躍的に増えて来たのは、三光マーケティングの、「ちから飯」の店づくりを続けている事が、評価されて、ちから飯の店を70店も作っているなら安心だ。
我が社のみせも、低コスト、短納期、高品質で、やってくれ。との依頼が増えて、
内装の売り上げは、20億を越えようとしている。
今期 の方針
売り上げ22億 利益額3000万。
心機一転 我々は、新人だ。今期は、三光マーケティングに鍛えてもらう年と位置付けて、赤字受注は絶対しないが、経常利益率1~2% 3000万くらいの利益があれば、良しとしていた。
納期コスト品質は、下請けを、叩いていては、限度がある。
共同仕入れ、完成物件の、反省会、月二回の、勉強会
勉強会は、主に、コミュニケーション力を、挙げている。
施主の依頼を受ける時、手帳に書く。営業は、監督に伝える、勿論文章で、監督は下請けに、下請けは、職人に伝える。
職人は、施主に伝えると、そんな事は言っとらん。教室は、大騒ぎ、聞く力の無さ、伝える力の無さが、はっきり判り、トレーニングも、ダンダン熱が入って来た。
トップ営業先に対して、赤字でも良いから、4勝1敗の目標を立てた。
今までの売り方は、中小飲食店に、大手並みの価格で売る。
「お助けマン」を目指しているものの、店頭価格が、我々の、真剣勝負の結果だとは、とても思えない、独りよがりの、価格設定ではないかと、危惧していた。
経営上、過去最高利益を更新しているものの、仕入れの甘さは、傍目にも分かるくらいであった。
傍目にもという言い方は、バスターズの、社長がやりにくくなるから、口は出さない。
私は、グループ会社の、統括である。
仕入れの甘さを理解する良いチャンスとして、4勝1敗の目標を立てた。
内装は、研修だから、利益が出なくても良い。食器も、厨房機器も売れば、総合的にみると黒字になる。
ところが、厨房機器も、食器も、仕入れ価格で呈示しても、相手先の今までの仕入れ価格の方が安い!
食器は、多治見 瀬戸の産地では、毎月 80~100トン 年間1000トン以上買い付けている。
外食のトップ企業が、年商5000億あっても、食器を1000トン買ってる訳は無い。
それだけの量を買い付けているテンポスは、全くの素人仕入れ、ボンボンの、お馬鹿さん。
窯元の手のひらての上で踊らされていた。
殆んどの、見積り呈示が、赤字であった。
その価格でもって、商品部は、総ての仕入れ先見直し、此れにより 1億以上の利益上乗せ出来た。
内装屋、厨房機器屋、いろんな業者が、安売りはしない。という。
価格以外の、デザインが売りだという。売るほどのデザインでもなし、デザイン力をあげる努力も、並みの努力。価格も、デザインも、普通なのに、どっかで聞いてきた、安売りに巻き込まれるな。
「逃げ」にすぎない。二番ではダメなんですか、バカ言ってんじゃないよ。二番だったら永久にじゅちゅうできないよ。
我々は、安売りをするのでは無い。何処まで安く売れるようになるか、挑戦している。
価格で勝負はしない。
高度なサービスと情報を売りにする会社に、変身をしている。
店員を、飲食のプロデュースサーにするため、休日を、研修日に当てて、月二回、16時間 毎回宿題と試験。
座学だけで無く、現地の商圏診断、店を回って、コンセプトが、実際と合っているか。聞き取りをする。
M&Aによる、サービス会社を買収。経験者を大量に招致。
、Webビジネスを、もう一方の柱にする為に、1億5000万投資し、合弁会社を作る。
手始めに、10月16日飲食専門の求人サイトスタート。
現在IT通販は、15万人/月 訪問がある。飲食店数から割り出すと、70%のシェア。
高度な情報とサービスを売りにして、厨房機器も買って見たらびっくり「安いんだもん!」
そんな会社にする。目的地は遠いし、困難だらけ、安売りか、サービスか、どちらか一方に、的を絞れってか。馬鹿言ってんじゃない。
パソコンでも、テレビでも、性能を二倍にせよ、値段は半分、大きさも半分。無理ですよと言った企業は、消えた。
テンポスは、先人に勝負を挑む。
高度な情報と、サービスしかも、べらぼうに安い。