100店の社長になるか、3店の社長になるか。
二人で、渋谷の駅前で立ち話をしている時、ビデオで、映したモノを再生したら、どんな風に会話が聞こえるか。
恐らく、二人が何をしゃべっているのか、騒音ばかり拾って、よく聞こえない。
マイクは、音の大きさ順に、拾って行くので、会話の内容を選んで拾っているわけではない。
結果、喧しくて、何を言っているのか解らないことになってしまう。
二人は、なぜ騒音の中で会話が出来るのか。
我々の、耳は、マイクと同じ様に、音を集めている。ところが、脳は、必要な音を分けて、理解させようとする働きがあって、騒音の中でも会話が出来る。
情報を選んで、理解する働きがある。
レストランが舞台のテレビドラマが、有ったとする。
我々飲食関係者は、あんな教え方をして、教える順序が違うよとか、一体あいつは、店長なのかよ、板前なのかよ、包丁の洗い方、置き場所、衛生管理が甘くて、食中毒になっちまうよ。
冷蔵庫を納めた厨房屋は、あんなレイアウトだったら、ランチタイムには、商品の提供と引き上げが交差して、プロが設計してない事が、瞬時にばれてしまう。
あんな暇なレストランなのに、人がやたら多くて、厨房設備が大袈裟で、過剰設備、過大投資を見破る。
普通の人は、冷蔵庫の位置など、どうでも良いから、気にもならないし、記憶にも残らない。
必要な情報しか入らない様になっているのだから、逆に、必要な情報は、入ってくるということ。
プロ店長になろう。 そのためにやる事は、自分に任せてくれた店では、必ず黒字にする。
昨年比売り上げ、昨年比利益は、必ずアップする。
客が喜んでくれたか、また来てくれたか、食事の提供時間は、良いか。従業員は感じが良いか。
教育は、継続的にやっているか。
商品は競合店と比べて、勝っているか。
課題をたくさん持っていて、課題について、いつも気にしていると、課題に関係した情報が集まってくるようになる。
テレビを見ていても、食堂でラーメンを食べている時、
醤油のしみた、女性自身を見ても、自分の気にしている課題に関した記事が、気になって、手帳に、控えたりする。
人と喋っていても、呑み屋で飲んでいても、課題に関した情報だけが、記憶に残る。
質問も、課題に関したことを聞く様になる。
自分が何になりたいか、どんな事をしたいか、そのためにこの一年で何をするか、このいっかげつで、明日から何をするか迄、決めると、
脳が集める情報を絞り込んでくれる。
課題が多ければ多いほど、見たり聞いたりしたことが、無駄にならない。
実業家は、入ってきた情報に基づき、その場で指図したり、連絡したりすることが有るから、
自分の周りの実業家は誰か、すぐ判別出来る。
RKT-1 連絡 決定 頼む は、情報が入ったら、1分いないに、実行する。
実業家は、やる事に合わせた情報を集めようとするが、実業界にいながら、知識があることを褒められたい人は、知識を増やすことに意識が行き、何年か後には、計画通り、仕事は出来ないが、
物識りの知ったかぶりになる。
政治に興味がある企業人は、閑職か、規模のでかい会社のえらい人。
中小の実業家は、役に立たない情報を入れようとはしない。