【勘弁してくれよ…!】
初来店のお客様が1組料理をお待ち頂いている時に、客席から怒声が。「どうした?!」と思い客席を見てみると、なんと隣の弁当屋の店主がうちのお客様と喧嘩しているではないか…!理由は隣の弁当屋の前に車が止まっており、弁当屋の店主が隣の店の客の車だろうと思い乗り込んで直接お客様に怒鳴りかかっている。ちょっと待てよ…。文句を言うならまず店同士で言い合えばいいじゃないか…と思ったが、時既に遅し。お客様も勢いついて外へ。私も慌てて外へ出たが、大乱闘。そもそも道路は公共の物。だれの道でも無いし、弁当を買いに来た客が車を止められないから邪魔だから移動させろと隣の店に乗り込んで来るなんて、嫌がらせとしか思えなかった。その後、警察の調書につきあったりと散々な1日。勘弁してくれよ…!
(40代 男性 お好み焼き)
【えらいめにあった甲斐あって…】
今までも何回か、ラインとかペイとか言われた事はありましたが、ライン川と林家ペイしか知らないので放っていました。そんなある日、比較的お客様の来店が少なかったときに訪れた若年のお客様。「いんすたが…」と質問をされましたが、聞きなれない単語で全く分からない内容の質問をされました。「いんすた?インスタントラーメンなら知ってるけど、なんですかそれは?」と聞くと、そのいんすたなんとかで私のお店を探しても出てこないというのです。「いんすたなんとかは分かりません」とお答えすると、「そんなはずはないですよね」と言われ四苦八苦。暇だったので、その子から教えていただいた上に、登録やら投稿とかのやり方を教わりました。難しくて大変だなと思いましたが、これをきっかけに孫との会話がはずむようになりました。えらいめにあった甲斐がありました。ありがとう、いんたすg。
(70代 男性 定食屋)
【重箱入り娘との出会い】
従業員募集の張り紙を店内に張り出してしばらくしてからのこと。「飲食業のバイトはなかなか集まらないご時世なのかなあ…」と諦めかけていた日に、とある親子がやってきた。 ランチのお客様も引いたタイミングだった。私の親と同じ世代の男性と学生さんらしき女性が「アルバイト募集の張り紙を見ました」と声をかけて来てくれたんです。同時に2人も(しかも親子で)応募してくれるなんて、「やっと運が向いてきた!」などとほくそ笑んでいたのですが、希望者は学生さんらしき女性のみ。私の親と同じ世代であろう男性はその女性の父親とのことでした。 「面接に同伴しました」とお父様。「面接に同伴」の時点で私の頭には「?」が浮かんでいた。なぜか面接する気満々だ。「まだ面接するとは申し上げておりません」などとは言わず、促されるままに面接をすることに。仕事の内容を伝え、雇用条件など一通りお話しているのに、募集してきた娘さんは無反応。逆にお父様からは凄まじい質問攻め。結局、お父様が「どうする?」と娘さんに聞くと「無理」の一言。このやろう、飲食のバイトに親なんか連いてくるなよ!箱入りのお嬢さんでもなんでもない、ただの学生さんよ!とムカムカした。その日に、そっと募集の張り紙を剥がしました。
(30代 男性 カフェ)
【泣きたいのはこっちだよ】
イタリアンで働いているのですが、無断欠勤や遅刻を度々している高校生アルバイトさんがいました。初めは「大丈夫かなあ…」と心配していたのですが、1年くらい経つと割と真面目に仕事をこなし店をまわし、欠勤もなくなり、ほっと胸を撫で下ろしていました。しかし、そんな束の間、ある日店長宛てにLINEで、「バイトをやめます、今までお世話になりました」と、その高校生アルバイトさんから連絡がありました。店長が何度も連絡をしましたが、LINEはブロックされ電話も出ず…。その子の自宅に電話しその子のお母さんに、とりあえず給料を本人に取りに来させてくれと伝えました。すると後日、その子のお母さんがものすごい剣幕でお店に来て一言。「娘からパワハラされたと聞きました! 他の人のミスを自分がしたように言われたり、オーブンの中に手を突っ込めと言われたり!!」と。 確かにミスは多くて注意したことはありました。しかしオーブンに手を入れろとは…。もしかしたらキツく言ってしまったことがあったのかなと思いとりあえず本人に謝罪。一緒に来ていたその高校生アルバイトさんは何故か泣き出す始末。泣きたいのはこっちだよ…。ちなみに店長はこの子の名誉のため無断欠勤や遅刻の件は一切お母さんには言わなかったそうです。
(40代 女性 イタリアン)
【怒らせてはいけない人達を怒らせてしまった】
ヨーロッパ風ビールバーを経営いているのですが、新たな取り組みとして大型スクリーンとプロジェクターを購入し、サッカーワールドカップが見れるスポーツ観戦バーにしました。ワールドカップ日本戦に合わせて着々と準備を進めていました。日本対オランダ戦の当日、お客様は満席でオランダを応援する外国人客や、日本を応援するお客様が大勢来店され、ボルテージは最高潮。「これは良いスタートダッシュになりそうだ!」と期待が膨らみました。そして当日時間になり、いざチャンネルを回すと6チャンネルだけがつかない!焦る俺!店内からは ブーイングの嵐!外国人客は暴れだし、日本人客の女性は泣き出す始末…。 申し訳なさから、フード代はタダにいました(ドリンク代はなんとか頂けました。) 古い1Fの店でテレビアンテナがなかったのですが、6チャンネル以外は偶然電波を他のアンテナから受信して映っていたため、すべてのチャンネルを確認せず「いけるだろう」と思い込んでしまったことが原因でした。この事件以降は些細な事でも、チェックするようにしています。
(40代 男性 ビールバー)
【やっぱり専門業者が一番】
お店をオープンした当初、「内装は自分でやろう!」と思って居ぬき店舗の棚を外す・つける、カウンターを壊す・作る、給水・排水の線、電源工事などなど全部自分でやりました。おかげで16坪の店は資材の130万円だけで店ができました。ペンキがはみでていたり、壁の隅が微妙にずれていたり、壁紙は寸法が合わなかったりしていましたが、その点でお客さんから何か言われた事はありませんでした。その数年後、オープン7年目を迎え、改装をしようと思って今回はきちんとした内装屋さんへ依頼をしました。すると、電気の配線だけは違法工事になっていたと…。(色々と隠すのに大変でした。)自分でやるのも良いけれど、やっぱり専門業者が一番ですね。
(30代 男性 カフェ)
【無理無理無理!!】
2階で居酒屋をオープンしましたが、オープン直前に製氷機庫内から汚水が逆流して店内がヘドロだらけに!!!原因は屋外にある1階まで落とす排水管が長年蓄積された油などで詰まっていたからだそうです。こんなことあるのかと、大家側の負担で店内清掃、排水管の付け替えを行いました。ゾっとした経験でした。
(30第 女性 居酒屋)
【ふんだりけったり】
休みを利用して鹿児島旅行(桜島~南さつま市知覧特攻平和記念館)等2泊3日の旅行を楽しみながら満喫している時でした。職場のアルバイトスタッフが焼物器ヘ引火しボヤ騒ぎになったと電話がきました。詳しく聞くと、消防車3台が駆けつける騒ぎとのこと。旅行を中断しその足で福岡ヘ帰ることに。何が辛いかって、消防員による現場検証に立ち会っている時の、ご近所さんの突き刺さるような白い眼でしたね。奮発して予約したホテルはキャンセルするし、トホホな一日となりました。
(40代 男性 居酒屋)