ビジネスアスリート 森下篤史
浦和パルコ店のスラバヤは、インドネシア人だけでやっているジャワ料理の店
月間60万の利益とはいえ、3年連続で前年割れ。
ヤケクソの勝負
唐揚げ無料食べ放題にした。
想定は、一人で5~6個 原価70円は喰われるとすると、30万はコストがかかる。
パルコのルールで「唐揚げ無料食べ放題」の宣伝は、店内POPに限る、店の外側の壁に張り出してはいけない。
これでは、店で食べた客が、リピートしてくれないと、客が増えない。
およそ、喰われ損になるかもしれない。
4月にスタートした。
客は喜んで、食うわ食うわ。
客の8割が女性であるにもかかわらず、一人5~6個食べた
それまで前年比94%の客数だったが、見事!103%になった。
2年半ぶりに、100%を超えた。
ところが売上げは97%で、赤字になってしまった。
追加のトッピングの注文が減ってしまったのだ。
狙いは当たったが、トッピングの注文が減るとは思わなかった。
店内POPだけで、客が増えたんだからこのまま続けてみようということになった。
辛抱してやってみたが、ちょっとづつしか売上げが伸びて来ない。
4ヵ月かかって、客数前年比110% 売上げ103%程度 黒字にはなった。
もう一つ期待どうりにならない。
考えてみれば、唐揚げの一つ一つが小さくて、貧乏ったらしい!
2倍の大きさにデカくして、豪華にしたところで、原価は変わらない。
2倍作戦敢行!
腹に入る量は同じはずだ。
実際には食うわ食うわ、一人当たり3円も余分に喰われた。
デカく豪華にしたら、客数が急に増えて来た。
客数118% 売上げ112%
やりましたね~利益が100万!!になった。
こうなったら、しゃぶしゃぶと、寿司食べ放題の「ファーマーズガーデン」の寿司をネタ5割増量してみようということになった。
ネタ5割増量だと40万コストがかかる。
赤字になるから、シャリを3割増量、
ついでに、唐揚げを2倍のデカさにする。
まあ 2倍3割5割で 2 3 5作戦ってことだ。