羊の集団を率いるオオカミと、オオカミ集団を率いる羊のグループ

羊の集団を率いるオオカミのリーダーのぐループの方が強い

実際にどうかはさておいて、今期のテンポスは、リーダーを狼に仕上げる。

まず、月二回、徹底項目をやった人たちの会社にするために、狼養成所では、当月の徹底項目の徹底度により、下位30%の役職者を吊るし上げる。

おどろおどろしいが、徹底項目というのが大したた事ではない。簡単なものばかりである。

1 店内の中古を1ヶ月以内にHPに掲載する。

2 各店の不動産担当は、毎日1時間不動産屋に電話して物件を集める。徹底項目は1時間不動産屋に電話するだけ。物件数は問わない。

3 週3回、朝礼時に30分 全員で資金作り FC集め 求人掲載申し込みのトーク練習をすること。

4 毎日30分 メンテ代理店集めの電話掛けをする。30分電話掛けが徹底項目で成果は問わない

5 新卒には毎日30分知識試験を行う。

この程度の徹底項目も今迄はやらずに済ませて、何らお咎めしなかった。

出口の前年対比の利益だとか、予算達成だとかで評価をしているうちに、店長は徹底項目もお咎めがない限り、実行するかしないかを自分のさいりょうで、選んでいた。つまり、実行しない項目はいくらでもあった。

過去最高利益更新!などと浮かれていて、組織力が、腐ってきているのに手を打たなかったし、損益、や売り上げの、財務指標が良くなっているので、徹底項目は重要視していなかった。

その咎めが今きている。店長評価を、前年対比利益、粗利率の様な最終結果の評価にしたので、日々の指示にたいして、指示実行の選択を各自がして、やる人とやらずに済ませる人が出来てしまった。

毎日の徹底項目の積み上げによって、結果を導く。この当たり前のことを、この一年はやらせようと思う。

徹底させようと思い、過去、指示したことをやらせるのに、複写のメモ帳を持っていて、指示はメモで渡したこともあった。

岡本部長が複写のメモ帳を持っていたのには笑ってしまった。「おんなじように苦労してるな」

人事が矢継ぎ早に、階層別 職種別の研修をしたが、研修した項目を実際の現場で使わせなければ、「隔靴掻痒」もどかしい事このうえなかった。

現場には夫々マネージャーがいるので、人事が口を出せるものではない。

本社スタッフが現場指導しても、徹底させるのは現場の長。

現場の長の好みで、実行するかしないか決められていた。

全ては利益が出ているから、まっ!いいか。で終わり。

狼養成所を作り、やると決めたことをやる人だけをリーダーにする。

結果を出す人でなく、やる人。やる人は結果が出る。

微妙な違いだが、幹部教育やり直し。