どの位頑張れば良いか

採用担当は何時も「去年とどう違うか」の基準に従って、取り組んでいる。

会社説明の仕方、試験のやり方 面接の仕方、内定後のフォロー 色々な項目をあげて、去年とどう違うかの観点で、工夫改善をしている。

HP(ホームページ)は、特に大事なツールである。

やり方をこうしました。HP をこのように直しました。いくら取り組んでも 今までとどのように違うかの観点で、改善していても効果に結びつかない事が多い。

学生は、会社選びをするに当たって、何十社を調べている。

資料請求などしなくたって、クリックして、僅か1~2秒で、違う会社を、調べる事が出来る。

毎日 クリックして、会社比較をしている。待遇 教育体制 将来性 クリックすれば1秒で 比較が出来る。

にも拘らず、我が人事は、HP をこのように直しましたと、自己満足に終始している。

HPは 他社と比べて、このように直しましたなら、改善の効果が上がる。

今迄と比べてこう直しましたでは、自社の改善のレベルが、他社より優れていなかったら、意味がなく

学生は、毎日他社比較をしているのに、人事は、内向きの改善になっている。

人事は、毎日 他社比較して、工夫改善しなくてはならぬ。

飲食店で、今までよりボリュウムを増やした 価格を据え置いて。

周辺の 競合店のボリュウムと価格を見て、決定しないと、その努力は、無意味なものになってしまう。

客は毎日いろんな店を回っている。毎日他店との比較をしている。

にもかかわらず、自分の店だけで、改善しているところがいかに多いか。

店長は、自店の、サービス 商品の品質、ボリューム 値段、を、近隣の他店と比較して、勝ってるかどうかを、基準にしないと、客は回って来ない。

自給1000円のパートが、1時間に100個作っていた。今年は115個作れるようになった。

給料は幾らにしたら妥当だと言えるか。

1150円か?NOである。

競争会社では、今年は120個作って、1100円払っていたら、貴方の会社が、115個作って1150円払ったら、コストが高過ぎて、利益が無くなってしまう。

我々はの置かれている位置は、「市場競争」評価は全て、今迄と比べてから、他社と比べてにしなくてはならぬ。

相田みつおの世界は、市場競争の世界に立っている人が、触れてはいけない。

「君は君なんだから」

こんな事を、言ってたら、即日、潰れてしまう。

会社をやめ、菊に水でもやって暮らせるようになったら、ユックリ、相田みつおの世界に浸れば良い。

金メダルを目指すに人にとって、「人と比べて」が基準であり、今までと比べてでは、たちまち メダルは遠くなってしまう。

市場競争の世界においても、金メダルを目指さないで、商売が続く事はありえない。

我々の置かれている位置は、競争会社のうつ手が変わる、立地条件が変わる、客の欲しがる物が変わる。

じっとしている者は、相対的に遅れをとっているわけで、大きく動いている変化に気がつかないで、ユックリ、滅亡に向かって、呼吸をしているのである。

社員の教育の達成基準は、貴方は、頑張ったから、これなら他社と戦えるに、変えなくてはいけない。

努力の基準は、全て、「他社と比べて」であり、奇跡的に残って居る「俺のやり方」を通している店は、運が良いだけで、、「俺のやり方」などと言いだしたら、博打に入れ込んだり、女に入れ込んだりしてるよりも始末に悪い!

独自に努力をしているのが、グレードが高く思えてしまう。

「独善」にしたくなければ、「他社と比べて」に戻る事である。