あちらを立てればこちらが立たず

9月26日 ブログアップした。ユニクロの上海での「魚釣り島は、中国の領土です」と言う看板を揚げた事件。
詳しくは、9,26のブログをみてください。
さて
店長から質問が有った。
日本の大部分の、社長は、看板を揚げて、「事なきを得る」方の考えだと思う。
三店舗有って、二店舗の店長が、恥知らずであろうと、なかろうと、 看板をあげて事無きを得たとする。
私は「国の誇り 日本人の誇り」を大事にして、看板を揚げなくて、店がめちゃめちゃになった。
社長が「何やってんだこの野郎、たった一つの看板で、従業員も、店も助かった。年中あげてるって訳じゃあないだろうよ!弁償しろ」
と言ったらどうすれば良いんですか。ときた。
鋭いとこをついてきたぞ。吉川君。現実的で、書生っぽく無くて、ナカナカ頼もしいな~ 嬉しいな~。
さあどうする?
社長相手に、「国の誇り」について論ずるか!
社長を教育するか!
ココからが、蒲田のドラッカーの真骨頂!
「大義 信義 使命 誇り」
こんな、ど偉いものを普段振りかざしてはいけない。口に出してもいけない。安っぽくなる。
口に出す時は、一生に一回あるかないかだ。
「大義 信義 使命 誇り」を出す時は、打算はない。必ず損得で考えれば損する。
ワルの仲間4人で、何時もつるんでいた。
リーダーは、言う事を聞かないと、仲間であっても、情け容赦無く暴力を振るう。仲間の中には、前歯を折られたやつもいた。
標的を決めて、いじめは、しょっ中であった。
坂田君が、仲間の一人のアイホンを持っていた。
坂田は、ワルの仲間では無く、たまたま、歩いていて、アイホンを拾って、先生に届けようとしていた。
仲間の一人が、坂田君を嫌っていたので、坂田君の言い分を聞こうともせず、頭っから泥棒と決めつけて、暴力を振るいはじめた。
貴方は悪の仲間ではあったが、中途半端で、ワルになりきれていない、何時も使いっ走り。
貴方は坂田君が、アイホンを拾ったところを、見て一部始終を知っている。
「坂田は、拾っただけだ」などと、かばうような事を云えば、自分も一緒にぶん殴られる。
「大義 使命」などのような大げさなもんで無くても、日常生活の中で、平和な日本、助け合い、インチキの優しさ、表面だけで「ことなかれ」しか教えていない日本の教育。
貴方は息子に教えているか!「坂田君は拾っただけだ」といえと!
血だらけになって帰ってきたら、「お前は立派な男だと、抱きしめてやったか」
戦いを避け、怪我でもすると大騒ぎをする軟弱な妻と一緒になって、赤チンを塗ったり、大した怪我でも無いのに、包帯なんかして、「あんた医者に連れてってよ」なんて言われて、病院なんかに行ってんじゃないだろうなあ。
さあ
吉川君よ。社長相手に一歩も引かずに、論ずるもよし。打算は無い。損する危険性が大きい。どうする。
一生に一回をここで使うか?
損得でしか考えられない社長に、「大義 使命」を論ずるより、
「社員の、命を第一に考えて、安全に逃がす事しか思いつきませんでした。私は考えが足りませんでした。」
と謝れば、「馬鹿野郎」とは怒られても、「弁償しろ」とは言われまい。
「大義 信義」を重んずる奴は、見破られないように、心の奥底にいれておけよ!
凄いオーラが出ていて、周りに発すると、火傷をさせて仕舞う。
心の奥底に仕舞って置いても、微かにオーラは出て仕舞う。未熟ものは、直ぐに見破られて仕舞うぞ!