過去の成功体験にとらわれて、
あさくまは、最盛期179億の売り上げがあった。四年前テンポスが、M&Aした時点で、29億になっていた
この50年に 後発の、ハングリータイガーが、ブロンコビリーが、ステーキのケンが、でてきた。
先頭を走っていたあさくまは、1店舗の利益が、一億を超える店が、三店もあった。
後発は、目標が明確、何でもあさくま以上にやればよい。
「あさくま」とて、改善工夫はしていた。後発のやり方の研究が、甘かったのは、「こうやればいい」が
ずいしょにあった。
随所の、こうやればいい が効果的ではなかったということ。
いままでうまくいってたのに、なぜ、うまくいかなくたってしまったか。
テンポスの体験
過去最高益を更新してなお、二年後には二倍の、20億を超える目標をたてている。
幾多の失敗を積み重ねて、その結果の成果だといえば、そうもいえるが、
様々な手を打ち、努力をし続けた結果と言う方が、あっているような気がする。
何をしたから、うまくいった、というほど、簡単なものではないし、今後もさまざまなてをうち、失敗を重ね、トレーニングし続けていくつもりだ。
大事なことは、何をしたから上手く行った、ということはない。これだ。
健康を損ねて、入院。 原因は明確。呑み過ぎた、だの、過労だの。
ところが 健康になるのに、これ一つってことはない。
健康なひとは、いろんなことをしている。
害する時は、理由が一つ。
事業が成功した、理由が一つってことはないにもかかわらず、記憶の中に、一つだけ成功要因をみつけだしてしまうから、それを続けて、失敗してしまう。
もし、成功の要因を抽出するとすれば、
様々な手を打ち、失敗を重ね、努力をし続けることで、と言えば、それは、要因とは言わない。
原則と言うと、お叱りをうける。
私は、年10.000件以上の、飲食店の引き上げ(失敗閉店が、大部分)をみている。
失敗の原因は、明確である。
失敗には、法則があるが、成功には、原則があるだけで、この手を打てば上手く行くなんてことはない。
よって 成功体験を引きずって、と言う言い方は正しくなく、体験の中から導き出した、要因にまちがいがあった。
成功者が努力をし続けても、成功する事ばかりではない、と言う結論を出した人なら、成功する確率はたかくなる。