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「和牛とあぐー豚専門店・沖縄料理 あんとん 国際通り久茂地店」 沖縄県那覇市久茂地3-2-1 平良ビル ☎098-996-2438 営ランチ12時~15時/ディナー16時~24時ちぬまんグループ まーさん企画 ☎098-996-2444 chinuman.comお馴染み沖縄観光のメッカ、国際通り入り口で一際目立つビルで活気を見せているのが『牛とあぐー豚専門店・沖縄料理 あんとん 国際通り久茂地店』。運営するのは、飲食店をはじめ、民宿、ホテル、レンタカーなど、幅広く沖縄観光開発を手がける、ちぬまんグループのまーさん企画だ。そのグループが運営し、しかも国際通りに面しているだけに、来店客の実に95%が国内、及びインバウンドの観光客だという。 3フロア180席を有する店舗にはキッチン5〜7名、ホールに12〜15名を配置、それを仕切るのは店長である八幡昌樹さん。見かけは若いがこれだけの規模の店を仕切るだけあり、グループの話、展開する飲食店の特徴など、取材の質問には的確に答えてくれる。飲食店だけでも、ここ国際通りのあんとん、ちぬまんをはじめ、那覇エリア、中部エリア、恩納村エリアにグループ15店舗を展開、そのエリアごとに合わせた客層に応じた店作り、メニュー構成を行なっている。 国際通りにある店舗のコアターゲットは観光客、中でも台湾、中国、韓国を中心としたインバウンド層が圧倒的に強い。そこで、アグー豚のしゃぶしゃぶ、チャンプル、グルクンの唐揚げなど、沖縄色の強いものに加え、日本食としての定番である、寿司や刺身を中心としたメニュー構成となっている。さらに、メニュー表記は各国語に対応、必ず写真で見せるといった工夫も、もちろん怠らない。日本人客には手書きメニューでお勧めを見せると効果的だが、インバウンドは写真がないものには、ほとんどオーダーがないというのも納得できる話だ。 また、グループ店においては、国際通りのインバウンド層、国内観光客層、インバウンドと国内半々の客層、地元客に強い店と、4つの客層に分類し、それぞれにあったメニュー構成、サービス戦略を行なっているという。観光大国沖縄にあって、観光客を知るグループだけに、そのきめ細かい独特の経営、サービス戦略には、本州からやってくる大手チェーン店が太刀打ちするにはなかなか容易ではないように思えた。 観光客比率95%! 国際通りのド繁盛店 和牛とあぐー豚専門店・沖縄料理あんとん 国際通り久茂地店店長 八幡昌樹あんとん 国際通り久茂地店の看板娘のツートップである、さやかさん(写真左)と金城亜咲美さん11

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