およそ7割のお客様がグルメサイトを見てから来店。 グルメサイトを使う飲食店のリアルな声

今年も残すところ3か月を切りました。11月、12月の忘年会商戦に向けて、準備を始められる方も多いでしょう。

そこで、今回は、忘年会前に実施しておきたいグルメサイトの活用術について、株式会社アートワークスコンサルティングの代表取締役でデジタルマーケティングプロフェッショナルの高橋氏にお話しを伺うと共に、飲食店の経営者・店長の220名にグルメサイトの利用状況についてアンケートを実施しました。

220店のグルメサイトの利用状況は?

グルメサイトと言えば、「ぐるなび」「食べログ」「ホットペッパーグルメ」「Retty」「ヒトサラ」ですが、それぞれ、有料プランへの加盟状況について、アンケートをとりました。

結果は、上記のグラフ(図1)の通り。1位「ぐるなび」2位「食べログ」3位「ホットペッパーグルメ」、そしてヒトサラ、Rettyと続きます。それぞれベーシックプランで月額2.5~5万円、上位プランで月額10~15万がかかるグルメサイトです。

『グルメサイトに満足 していますか?』というアンケート結果(下記、図2)では、満足しているが35.9%、満足していないが37.4%、どちらとも言えないが26.7%の結果となりました。「プランを上げたが効果が上がったのかよく分からない」「もっと予約を増やしたいけど何をしたら良いか分からない」という意見が目立ちました。

グルメサイト本当に活用できてる?

いざグルメサイトに掲載しても、「他店の情報に埋もれてしまう」「毎日更新すれば効果が上がると分かっているが人手も時間も足りない」と悩まれている方が多いでしょう。
グルメサイトの更新頻度についてアンケートをとると、店舗のPRやメニューの紹介、メニュー写真の更新は年に1~4回程度、空席情報は週に1~3回という更新頻度の結果となりました。

この結果に対して、(株)アートワークスコンサルティングの高橋氏は「店舗のPRやメニュー紹介、メニュー写真の更新は最低でも、年に4回は更新した方が良いですね。更新のタイミングも、春夏秋冬それぞれの季節の1ヵ月前がベストです。春なら3月、夏なら6月、秋なら8月、冬なら11月といった感じです。なぜ、1ヵ月前に更新を済ませる必要があるのか?その理由として、幹事のみなさまはイベント実施月の1ヵ月前からすでにお店選びをするために動き始めているからです。ただ、年に4回という更新回数は、あくまで最低ラインです。LTV(ライフ・タイム・バリュー:顧客生涯価値)、つまりお得意様を増やすためには、PDCA*を高速で回していくことが大事です。1ヵ月単位で①目標設定②実行③分析④改善のPDCAを常に回していくことが本当は望ましいのです。」

*PDCA
①PLAN=仮説を立て、②DO=実行をしてみて、③CHECK=その結果を確認して、④ACTION=改善をする、というサイクルをぐるぐる回して生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法

グルメサイト更新のポイントは?

グルメサイトを更新する内容については次のように話します。
「WEB集客に力をいれようとすると、まずどの飲食店も考えることが、「何を更新すればいいのだろう」ということでしょう。ただ、更新する内容は難しく考えなくて大丈夫です。グルメサイトでは、奇(き)をてらうよりも王道な内容がユーザー(お客)の反応が良いからです。分かりやすさが一番大事といえるでしょう。春なら「新年会」夏なら「暑気払い」「ビール」、秋なら「食欲の秋」、冬は「鍋・忘年会」という王道のテーマで問題ありません。そして、これらの大きなテーマをもとに、女性をメインターゲットにしたいお店なら、9月の「食欲の秋」にかけて、「フルーツ盛り祭り」とするなど、ちょっとした工夫があれば、なお良いでしょう。特にコピーライティングで注力して欲しいのが『タイトル』です。先ほど例に挙げた「フルーツ盛り祭り」のように、シンプル・スマート・ストレート(3S)を意識して作ってください。」

今回、グルメサイトの更新頻度、更新内容についてポイントをお伝えしてきましたが、WEB集客では、①誰に来てもらいたいのか、②何を『ウリ』にしたいのか、③どうやって伝えるのか。これら3つは必ず押さえなければならないポイントです。
グルメサイトをどのように活用していくのか、いま一度お店の皆さんで振り返ってみてはいかがでしょうか。

株式会社アートワークスコンサルティング

Smiler39号より
2017年7月 テンポスバスターズSmiler編集部調べ