コンセプトに基づく店舗デザインとは

飲食店の外装や内装は大切なお店の顔です。ファサードや看板などの外観は、お客様を呼び込むための大切な広告の役割を果たし、居心地の良い内装とインテリアは「またこの店に来たい」と、思って頂くための重要な要素になります。

奇をてらっただけのデザインでは、最初は目を引くものの、すぐに飽きられてしまいがちです。店舗デザインには、遊び心も必要ですが、一番大切な事は、お店のコンセプトの軸からぶれないように、外装・内装の店舗デザインを考えなければなりません。

コンセプトを明確にするために、コンセプトを明確にするためには、「誰に・何を」というマーケティングと、「どこで・どのように」という空間イメージをしっかり持つことが重要です。

この点がはっきりすれば、厨房の動線や、客席のレイアウトなどで、必要な機能と、そのための具体的な方法が見えてくるのではないでしょうか。

コンセプトシート。図の真ん中にお店のコンセプトを書き込み、赤い矢印の順に沿って、物件、内装、サービス、オペレーション、販促、メニュー、客単価を決めていく。それらを決める際に、コンセプトからズレていかなをチェックすることが大切だ。

外観と内装にズレはないか

各覆面調査会社の調査項目を見てみると、外観・内装の項目では、次のようなものが挙げられます。

【外観】

外看板・A型看板・POPなどを見て「入ってみたい」と感じたか
店前は業種・値段がある程度分かり、入りやすい店構えだったか

【内装】

外看板・料理のテイストにあったインテリア・内装になっているか
BGMの音量・選曲は料理のテイスト、客層に合わせているか
照明はお店の雰囲気や客層に合わせてルクスを調整しているか
外観のデザインや看板のメニュー・価格を見て、来店されたお客様が、

「居心地がいいな、また来たいな」と感じるかどうかは、外観と内装がコンセプトに合っているかが重要なポイントになってきます。そのため、照明一つとっても重要な要素となるのです。

一冊は持っておきたい内装デザイン集

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発行日:2016年11月10日