売り込みの仕方

求人サイト「テンポスジョブ」

競争他社に勝つのには、掲載数がどれだけあるか。が絶対条件である。
勧誘トーク
「もしもしテンポスともうします。飲食専門の求人サイトをやっていますが、9月まで無料ですので、是非試しに掲載して見ませんか」
水越のトークで打率10~15%であった。
水越は「無料で」というのがあるのでそれさえ言えば、勧誘できると思っている。
トークを変えさた。
「もしもしテンポスともうします。飲食専門の求人サイト テンポスジョブをやってます。
テンポスジョブは、飲食業界最大の求人サイトで、アルバイトだけでも、常時2500人の申し込みがございます。9月まで無料のお試し期間になっております。この機会に掲載して見て下さい。」
打率が60%の5ばいになった。
水越のトークは立ち上げたばかりのいかがわしいサイトと思われてしまっていた。

かって 弁当箱専用の食器洗浄機メーカーをやっていた。
「高圧ですのでどんな汚れも落とします」と言うのが先輩から教わっていたトークであった。
カタログを作った。洗浄機から水を噴射させ、しゃがんで写した。噴射した水が隣の8階建てのビルの屋上に届くように写った。
「この洗浄機は、ビルの8階まで届きます。こびり付いた飯粒まで落とします」
最初のトークは、抽象語 を使っている。「高圧 とどんな汚れ」である。
作り直したトークは、高圧の代わりに「ビルの8階」 どんな汚れのかわりに「こびり付いた飯粒」
客に「すごい圧力だな~」と言わせる。自分が言ってどうする。

説明する時は「抽象語 」は使わない。
もう一つおまけ。
「今月だけのキャンペーンで20%割引になっております」を売りにしてトークをしないこと。
水越の「無料」です。っていいさえすれば良いと思うのは、自分だけで相手は信用してくれなかった。
弱っちい店員はメール会員募集するのに、ブレゼントをつけなければと言う。
プレゼントや割引きが無いと売り込めないと思ってるから、プレゼントを頼りにトークをしてしまう。
「20%の割引は」無いと思ってトークをして、決断を迫る時に「今週一杯で20%割引きが終わります」を使う。決して最初から20%割引きを使わない事。
先月は割引き無しでセールスをしてたんだから、20%割引きなど言わなくたって売れるはずだ。
大事な決め言葉を先に披露するな。